HR31スカイライン 5穴変更作業の紹介です。

★HR31スカイライン5穴変更フロント編★


今回の作業をするにあたってオーナーさんが一番こだわったのが
使用する部品の信頼性でした。
純正部品(Z31等の)を加工して5穴にすることもできるようなのですが
加工は最小限にとどめるということで方法を考えました。
そこで今回チョイスしたのが
R31ハウスさんが発売している
5穴ハブキットです。
専用のローターも発売されているので、セットで装着すれば
加工もほとんど必要ないので安心です。

ただし、このキットは後期のターボ用に設定されています。
今回の車輌はNA車だったので、他にも交換しないとだめな部品が
けっこうな点数ありました。
どの部品が必要なのかといったようなことは
R31ハウスの店長さんに詳しくアドバイスしていただきました。
お世話になりました。

キットと純正部品が入荷したので作業開始です。





今回作業したHR31スカイラインです。
オーナーさんが大事に乗っているのでとってもキレイです。





R31ハウスさんのハブキットとローターです。
価格も手ごろな設定なので、5穴化を考えている人にはお勧めです。
(NA車は他でけっこうお金がかかりますが・・・)





NA車だとこれだけの純正部品が必要になります。
・ターボ車用FストラットASSY
・ターボ車用ブレーキキャリパー&ホース(F/R)
今回は新品部品を使ったのでかなりの金額に・・・
何しろストラットが1本7万円ちかくするんですよ!
旧車の部品は純正といえども高いですねえ。





NA車のノーマル状態です。まずはブレーキ廻りからバラしていきます。





バラしてみてビックリ!
なんとNA車はハブとローターが一体式になっているんです。
と、いうことはローターが磨耗したらハブごと交換ってことですねえ。
ちなみにターボ車は普通どうりバブとローターは別体式です。
R31ハウスさんがターボ車用しか設定していない理由が
やっとわかりましたよ。





ウラから見てもやっぱり継ぎ目はありません。
(当たり前ですが・・・)





取り外したノーマルストラットです。
スプリングやアッパーマウントは再使用するので
取り外して新しいストラットに組み込みます。





ターボ用とNA用のストラットの比較です。
パッと見は違いがあるように見えないのですが・・・


 


じつはキャリパーブラケットを固定するボルト穴の
間隔が違うんです。
NA車が約9センチで、ターボ車は約10センチになっています。
別体式のターボ用ローターを使うことで
NA車よりもローター サイズが大きくなるため
キャリパーもターボ用に交換しないといけないんです。
ボルト穴の間隔が違うストラットにキャリパーブラケットは
付きませんからストラットごと交換になるんです。





いよいよ5穴ハブの登場です。
ハブベアリングは新品が組み込まれています。





ストラットを車輌に固定してハブを取り付けます。





NA用とターボ用のローターサイズの比較です。
けっこう大きさに差がありますよねえ。
ターボ用は5穴対応の加工がしてあります。





こうやって比べると大きさの違いがよくわかります。
こんだけ大きくなればブレーキの効きもよくなるでしょうねえ。





ハブにローターをはめこんでキャリパーブラケットを固定します。
この後パットを装着してキャリパーを固定していきます。





キャリパー本体の比較です。
ターボ用はピストン径も大きくなっていますねえ。





キャリパーを固定して作業終了です。
パットは当店お得意の
エンドレスをチョイス。
街乗りしかしないので
SS-Sでキマリですね。





ブレーキホースも新品に交換してあります。
ストラット・ローター・キャリパー・ハブ・ホースと全部新品なので
めちゃくちゃキレイで見ていて気持ちいいですね。

続いてはリアの作業です!