318ti 車高調装着作業の紹介です。

★E46コンパクト318ti 車高調装着★

最近、国産車のローダウンといえば
車高調の装着が主流になってきました。
ひと頃に比べて価格がムチャクチャ安くなりましたからねえ。

輸入車用も安くなってきたとはいえ
まだまだ国産車用の価格帯にまではなっていません。
そのため車高調を装着する人はまだ少数派です。  

車高を自分好みに設定できるという点からも
やっぱり車高調は魅力的です。
スプリングとショックをセットでセッティングしてあるので
乗り心地もけっこうイイんですよ。

今回BMWのコンパクト E46 318tiに車高調を装着しました。





BMW独特のフェンダークリアランス。
フロントとリアでかなりすき間が違います。
リアはすでに落してあるかと思うぐらい低いのに
フロントは普通と同じぐらいのすき間です。
このままだと前上がりに見えてしまいます。
この車のオーナーさんもこのスタイルを改善したくて
車高調装着にふみきりました。

 



今回チョイスしたのはビルシュタインの「BPSキット」。
前後ネジ式の車高調整機能に加えて
9段階の減衰力調整機能も備わっています。





これがキットの構成パーツです。
写真ではアッパーマウントが組み込んでありますが
前後ともキットにはマウントは付属していません。





リアの車高調整アダプターです。
ネジ式になっていますので自由に車高が変えられます。





フロントのアッパーマウントです。
それなりの走行距離がでているので
車高調装着のついでに純正新品に交換してやります。
街乗り専用ですのでピロタイプはあえてパス!
ゴムに比べてピロは音が出やすいものですから・・・





リアショックのマウントも新品交換。
ここもゴムですから、ヘタリが出ているでようね。





フロントのノーマルショックです。
こちらはとりたてて特殊な作業は必要ありません。





ストラットの下側はステアリングナックルに
はまり込むような構造になっています。
(ホンダ車と同じようなタイプですね)





これでフロントは完成です。
スタビリンクの取付位置の関係で
車高の調整幅はあまり多くはありません。



 

こちらがノーマル状態のリアです。
ショックとスプリングは別体式になっています。





ショックの下側を切り離してスプリングを抜き取ります。
アッパーアームとボディーに挟み込まれるようにして付いているので
アームを押し下げるようにしないと出てきません。





リアショックのアッパー部分は室内から固定されています。
そのためトランク両サイドの内張りをバラシてやります。





スポンジをめくるとアッパーマウントが顔を出します。





純正を外してビルシュタインを装着。
この時、下側はまだ固定しません。





アッパーアームに車高調整のアダプターを固定します。
青いシートの上にスプリングが乗っかるようになります。





アダプターの中に水が溜まらないように
防水キャップを装着します。





アダプターとボディーの間にスプリングをはめ込みます。
この後アームを押し上げてショックの下側を固定します。





これでリアも完成です。





前後のすき間の差はだいぶなくなりました。
これぐらいの車高がちょうどえ〜ころじゃないですかね。

極端に車高を落しすぎると乗り心地などの面で
悪影響がでてきます。
バンパーや下廻りなども擦りやすくなりますし・・・
ビルシュタインのショックはしなやかな乗り味が魅力的なので
落しすぎで台無しにしないように注意しましょう!


車高調に限らず、足廻り全般を取り扱っています。
お気軽にお問い合わせください。